さて、木越洋さんのベートヴェン名曲コンサートは10月28日に行われますが
曲目はベートヴェンのチェロソナタ1、3、4番
ベートヴェンの中期とよばれる充実期
(交響曲第5番運命や6番田園、ピアノ協奏曲第5番皇帝などの名曲が次々に作られていた頃)
に作られたのはチェロソナタ第3番です。1807年から1808年にかけて作曲されました。
ベートーヴェンが「チェロソナタ第3番」をつくった背景には、彼の音楽を支えた3人のチェリストたちがいました!
1人目 親友の男爵(グライヒェンシュタイン)
チェロが得意な大親友。ベートーヴェンの生活やお金のピンチを救ってくれた命の恩人です。
この曲は彼への「ありがとう!」の感謝として贈られました。
2人目 ウィーン一番の超絶技巧コンビ
(クラフト親子 父アントン息子ニコラウス)
チェロでバイオリンのように華やかに高音を弾きこなすテクニックをベートーヴェンに見せつけて刺激を与えました。
3人目 最高の理解者(リンケ)
ベートーヴェンの作った難しい曲を、見事に美しい音色で演奏してくれた専属チェリスト。
彼の存在が、ベートーヴェンの創作意欲をさらに燃え上がらせました。
誰がベートーヴェンが作ったチェロソナタ3番を初めて演奏したの?
それは、、、、、チェロがニコラウス・クラフト ピアノがドロテア・フォン・エルトマンだそうです。
最初は
「曲を捧げられた親友(グライヒェンシュタイン男爵)」がチェロを弾き、
「ベートーヴェン本人」がピアノを弾いて初演する計画もあったそうです。
しかし、ベートーヴェンの耳の病気が悪化していたことや、曲の難易度が高すぎたこともあり、
最終的にはウィーン最高峰のプロ演奏家コンビ(ニコラウス・クラフト & ドロテア)に託されて
初演が行われたそうです。
この曲チェロソナタ3番はわたしの友人のピアノ弾きが
チェロと演奏するなら、この曲をやりたいと言っていたことを思い出します。
ピアノ奏者にとっても魅力的な曲なのだと思いました。

※楽譜はチェロソナタ3番の冒頭です。(チェロの譜面)
はじめにチェロが美しいソロの旋律を弾きます。
そして6小節の終わりにピアノが入ってくる瞬間がまた素晴らしく、心が揺れます。
さらに続いていきます。